こんにちは。開発チームでエンジニアリングマネージャーをしている森本です。
6/8〜9 に開催された AI Engineering Summit Tokyo 2026 というイベントに登壇したのでレポートしたいと思います。
イベントの概要は以下の通りです。今年のテーマは「AIエージェントを使う・創る・推進する」で、申込者は4,000名を超えていたそうです。OpenAIやMicrosoft、メルカリ、ソフトバンク、LINEヤフーなどが登壇する大規模なカンファレンスでした。
ai-engineering-summit-tokyo.findy-tools.io
大勢の前でお話するのは今回が初めてで緊張しましたが、とても良い体験でした。この記事では、これから登壇に挑戦される方に向けて、どのように準備して臨んだかを共有できればと思います。
登壇セッション
2日目の14:00から、スポンサーセッションとして「開発フローにAIエージェントを組み込む設計と運用の実際」というタイトルでお話しました。

スライドはこちらで公開しています。
テーマはコードレビューの自動化とオートマージです。AIによる影響度判定とオートマージの仕組みを本番導入して、小さなPRのマージまでの時間が約5時間→26分(2026年6月時点)になるまでの設計と運用を、本番で遭遇した想定外も交えて紹介しました。詳細が気になる方はスライドを見てみてください。
登壇資料もAIと一緒に制作
ここからが本題です。初めての登壇に向けて、準備のほぼすべての工程をAIと一緒に進めたので、何をやったか順番に紹介します。
素材集め
登壇で話す取り組みの経緯は、社内のesa・Slack・GitHubに散らばっていました。esaとSlackはMCPサーバ経由でAIに横断検索させて、「いつ何を決めたか」「当時どんな問題が起きていたか」を一次情報のリンク付きで掘り起こしてもらいました。
GitHubの過去1年分のPRからの傾向の集計もAIに任せました。これを自分の手で検索して集めていたら、もっと時間がかかっていたと思います。
スライド作成
まずは内容と構成を考えてAIに渡し、Marp(Markdownでスライドを作れるツール)形式でスライドを生成してpptxに変換してもらいます。
最初にできたものは文字が多かったので、図を多めに入れてもらいました。私はデザインがまったくできないのですが、できたものの良し悪しの判断はできます。違和感のある部分を細かく手直ししながら、「作ってもらう→ダメ出しする→作り直してもらう」をひたすら繰り返しました。手元には役目を終えたMarkdownファイルが10本以上残っています。
Markdownでスライドを管理する利点は、この「作っては壊し」のサイクルが速いことです。「この章のスライドを全部作り直して」という雑な依頼にもAIが応えてくれます。
発表練習
発表練習を録音してAIに分析してもらいました。話すスピードを測って良し悪しをフィードバックしてもらったり、「舌が下がり気味」という指摘とともに改善のアドバイスと練習方法を教えてもらったり。本番までに多少は改善したのではと思っています。
ちなみに、スライド生成まわりはClaude、発話の分析はOpenAIと、得意分野でモデルを使い分けています。
振り返ると、AIがなければこのスケジュールでは成り立たなかったと思います。開発フローにAIエージェントを組み込む話を、AIと一緒に作った資料で話す——それが自然にできるくらい、AIは日々の仕事に溶け込んでいます。
会場の様子
当日はあいにくの天気でしたが、会場には大勢の来場者が来ていました。各セッションは盛況で、聴講者が増えるたびに椅子が追加されていく場面も見かけました。「AIエージェントを使う・創る・推進する」というテーマへの関心の高さを肌で感じました。
セッションは予約が取れずほとんど見られなかったのですが、聞いた話ではどれも実践的で面白かったそうです。見たかった!
kickflowはブースも出展していて、おみくじ企画を実施しました。

実はこのおみくじもCodexで30分ほどで作ったものです。多くの方に楽しんでいただけたようで良かったです!

立ち寄ってくださった方々にはサービスの紹介も積極的に聞いていただけました。ありがとうございました!
まとめ
登壇を通して多くの方とお話することができて、とても有意義な2日間でした。7月の AI DevEx Conference 2026 にも登壇予定なので、どこかでお会いできたら嬉しいです!
dev-productivity-con.findy-code.io
また、kickflowでは一緒に開発を盛り上げてくれる仲間を募集しています。 ご興味のある方は、ぜひ採用サイトをご覧ください。